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歯周病

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歯周病とは

日本人が歯を失う最大の原因が歯周病です。
以前は歯槽膿漏と呼ばれることが多かったので歯槽膿漏という方が分かるかもしれません。

歯茎が炎症を起こして腫れ、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。それが深くなっていくと歯の土台となっている骨が縮小して、最終的には歯が抜け落ちてしまうのです。

歯周病ってどんな病気?

1.生活習慣病である

喫煙、睡眠不足などの生活習慣の悪化が歯周病の発症リスクを高めます。
生活習慣の改善とともにきちんと歯磨きをすることで予防することが大切です。

2.感染症である

歯周病の直接の原因は細菌の感染にあります。清掃不良、歯列不正、慢性ストレス、喫煙の習慣、老化などが感染のリスクを高める要素と言われています。

3.40代以降に多く見られる

現在、40代以降の殆どが歯周病と言われます。遺伝的に歯周病になりやすい人もいますが、その場合は比較的若い年代から重度の歯周病が見られます。

4.全身疾患と相互に関わっている

近年、糖尿病と歯周病との関係が注目されつつあるようです。互いにその発症リスクを高め、症状を悪化させてしまいます。また、歯周病菌が体内に取り込まれることで、動脈硬化が進行する事なども指摘されています。

5.口臭の原因である

口臭の原因の多くは細菌の活動によって発生するもので、歯周病によるものが圧倒的に多いようです。 歯周病が悪化すると、歯周ポケットはゴミ箱のような状態となり歯垢や食べかすに群がる細菌によって強い口臭 が発生してしまいます。

歯周病の治療

歯周病には様々な方法が確立されてきていますが、病気の進行状況や患者の希望に合わせて治療を選択することになります。

最も大切なのは患者自身の理解と協力であると言われています。専門用語でコンプライアンスと呼ばれているものです。
勿論、患者の意識を高めるのは医師の仕事のうちです。

歯周病治療は大きく分けて外科的な処置か、そうではないものに大別されます。
歯周ポケットが既に深く(5mm以上)、出血を伴うような活動期とされる歯周病の場合は、外科処置が選択することが多いです。
逆に歯周ポケットが比較的浅く(4~5mm未満)、出血が見られない場合は非外科処置で対応します。患者の希望や性格、年齢なども考慮した治療をします。

外科処置

外科処置には、歯肉除去手術と再生法(GTR法、エムドゲイン)があります。
歯肉を除去して歯周ポケットを小さくするのが歯肉除去手術ですが、結果として歯が長く見えてしまうという審美的なデメリットがあります。歯と歯肉の結合組織を再生させて歯周ポケットを小さくするのが再生法です。
審美的に見ると再生法が理想的ですが、適応に限界があるようです。

非外科処置

歯周病の進行がそれ程でない場合は、手術をしない選択もあります。歯周ポケット内の清掃、抗生物質などの薬物治療、レーザー治療、ブラッシングの指導などにより歯周病の進行を食い止め、歯周ポケットを小さくします。勿論、外科処置と非外科処置を組み合わせて治療するケースも多いでしょう。

歯周組織再生術 エムドゲイン

エムドゲインゲルとは、スウェーデンのビオラ社で開発された新しい歯周組織再生誘導材料のことです。エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供のころ、歯が生えてくる時に重要な働きをするたん白質の一種でできています。現在の科学水準に基づく高い安全性確保の下、幼若豚の歯胚から抽出精製したもので、2001年12月現在、世界28カ国で使用されています。

歯周外科手術の際に、手術部位にエムドゲインゲルを塗布することにより、歯の発生過程に似た環境を再現することができます。こうして、初めて歯が生えたときと同じような強固な付着機能を持つ歯周組織の再生を促し、健康な歯周組織を取り戻します。

比較的軽い歯周病であれば、歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続ける事で治す事ができます。炎症が歯肉の奥まで進行し歯周組織の破壊がひどい場合には、歯肉を切開し、歯根についた歯垢を取り除く歯周外科手術が必要となります。

しかし、従来の歯周外科手術では、歯周病の進行を止める事はできましたが、失われた歯周組織は再生しませんでした。

そこで、失われた歯周組織を再生・回復させる為の治療法として、エムドゲインゲルを使った歯周外科手術があります。エムドゲインは、歯周外科手術の際、組織が失われた部分に歯周組織の再生を導くゲル状の材料を塗る方法で、強固な付着機能をもつ歯周組織の再生を促します。

エムドゲインゲルを使った治療が行えるかどうかは、歯周病の程度や患者様の健康状態によっても異なります。

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